CBR1100XX フロント・カウル補修

XXのフロント・カウルのミラー付け根の欠損の補修依頼があった。欠けた部品が、一か所無く作成しなければならない。
色はガンメタである。また、ヘッドライト内部の汚れも取り除く依頼である。
それと、同時にノーマルのマフラーからカーボンに交換することになった。
重量はかなり軽くなり、計らなかったけれど、2本で10kg位は軽くなっているのではないかな。

ただ、下手に取り付けるとスイング・アームは走行中上下に動くのでマフラーと交渉するので、メイク・アンド・トライでかなり時間がかかった。

ヘッドライト・レンズは、最近のバイクのご多分にもれずプラスチックなので、下手に汚れ落しを使うと全体的に雲ってしまい神経を使う作業なのである。

左右ミラー(ミラーはウインカー内臓)、メター周りのパネル・等を外し裸にする。ヘッドライトは電球を外し清掃にかかった。

超高速走行が可能なバイクなのでカウル類は、頑強に作られている。
取り付けは、その逆で行う。

以前にキャブ車とインジェクション車のXXを所有していたことがあるが、キャブ車のほうが楽しかった。某所でメター速300km/H位出したが、直進安定性は抜群であった。また、中速から高速回転になると、タンクの下のキャブからの給気音が素晴らしかった。
インリンク茂木で走った時は、スーパー・スポーツの様にヒラヒラとはいかないが(車重が重い為)、狙ったライインをきちんとトレースでき、コーナーリング中も、安心して回りながらアクセルを開けられる。

ただワインディングなのでは体を全部使って方向を変えなければ、ならない。このバイクは、初めて超高速用に設計されたので、直進安定性重視に設計されたと思う。そのあとのインジェクションは少し、回答性を高めたという触れ込みであったが、私自身キャブ車の方が肌に合っていた。キャブ車はノーマルで乗っていたが、フロントのサスペンションをいじれば回答性も上がると思う。

ブレーキも非常に良く、超高速でもなんら不安は感じなかった。ただ、リヤブレーきを踏むと左前のデスィク1枚に制動がかかる。

エンジンはダブル・バランサー内臓なので、振動などの低減にも大いに役立っていて、バックミラーなどもちゃんと見える。
また、小雨の中を走っても、ひざや脚先は濡れなかったし、渋滞の中を走っても熱風等で悩まさせられることはなったと記憶している。

今、現在でも十分通用するバイクであるが、今風にもう少し、軽く作りなをせば、高速・ワインディングとオール・マイティーなバイクだと思う生産されないのが残念である。