BMW F650GSチエーン&スプロケット交換

近くのお客さんから、チエーン&スプロケットの交換依頼があっが部品持ち込みだった! 何でもインターネットで購入したと言っていた。
早速、作業にかかったがF・Rのスプロケットの歯数は同じであるが純正と異なる。F・スプロケットはについては、純正のスプロケット両側には約7mm位の円盤状の硬質ゴムが歯の根元ぎりぎりまで付いているが、持ち込みのスプロケットは付いていない。

まず、お客さんに連絡し見てもらい、古い純正を付けることにした。
チエーンは、時速60km/Hでも100km/Hでも直進方向で引っ張られてきて、スプロケット歯に噛み合い、くるっと180度回って、発生している駆動力を後輪に伝えて行く、ゆく大変な仕事を担っているのである。純正は、硬質ゴムがあるので最初に当たるのはチエーンのプレートで次に歯とローラーが当たる。

この時間差は、チエーンのローラーと歯の当たり方を和らげる働きと、騒音問題にも貢献していると思う。
社外の両スプロケットの、材質まではわからない。
昨今の、節約の考えは解らないこともないが、駆動系等の重要個所は、純正を使用してもらいたいものだ。社外部品は、どこまで材質&テストされているのかが解らない。

また、折角の自分のバイクの品質評価を落としかねないと思う。

チエーンは、江沼製でこれまた初めてお目に掛かる方式で、接続はカシメでなくプレート入れてから8mmのナットを、ナットが回らなくなるまで、締め込み、余ったボルトを折ってしまう方式であった。

インターネット上にはイロ・イロな、情報や物が出ているが、よく吟味して購入してもらいたいものである。
追記:
チエーンの接続方法がどうも気にかかっていたので、仲間のバイク屋に聞きに言ったら、その方法は、やはり初めて聞いたと言っていた。
でも、まだ気になるので昔から数十年やっているバイク屋に聞きに言ったところ、数十年前に売りに出し、その後は、販売しないようだと言っていたので、お客さんに連絡し、カシメ用接続に交換する様に話すことにした。