CBR・XXの整備

納車したその日に、エンジンの調子が悪という電話を受け引上げに行った。エンジンはかかるが時々バラツクので、店で調べなければ解らないので引き揚げた。納車前には、店でエンジンをかけたり、数百メターの試乗では問題なかったのであるが・・・・。

とりあえず、スパーク・プラグ(CR9EHVX−9、中心電極にプラチナを採用している)。を発注したが部品屋にも在庫がなく入荷まで5日もかかった。

さてセオリーどうりにロワーカウル、サイドカウル(左右)アッパーカウル(左右)エアーガイドプレート(左右)、インナーのハーフカウル、ホーンボルトの緩め、ラジエター温度センサーカップラー外し、ラジエター下側のステー外し、ラジターマウントボルト外し、オイルクラーホースをエアーガイドプレートのホックから外す(左右)。ラジエターマウントから外し右にずらし前に移動させる。

#3、#4のスパーク・プラグは右側から交換できるが、#1、#2は前輪側でないと手が上手く入らなかった。
古いスパーク・プラグはそれほどひどく劣化ていなかったが#1はべっちゃりかぶっていた。#2はちょうど良い焼け具合いで後はやはりかぶり気味であった。

この時点で、もしかしたらキャブレターか?と思ったが、新しいスパーク・プラグを取り付けて、とりあえず最低限度の外した部品を付けてエンジンをベンチの上でかけてみたら、調子よくまわるので、試運転に出ることにした。途中でエンストしたら押して帰るのが大変なので、店の回りを試運転したら、最初は調子よいのだが、ばらつきだして止まってしまった。

チョークを引きなんとかエンジンをかけて店に帰り、(この時点で燃料系かなと気がつけばよかったが、帰り道も高回転はよくまわるので、てっきりキャブの低・中速が悪いと思った)。

キャブレターの分解・点検をすることにした。
こんなことなら、始めから、ガソリンンタンクを外し、エアークリーナーBOXを外してスパーク・プラグを交換したほうがよかったと思ったが、後の祭りである。

キャブレターを外すとき、スロットル・ボジションセンサーとキャブ側の取り付け部も念のため点検したが、中のプラスチックの噛み合いも問題なかった、このとき、噛み合いをずらして取り付けると、後でややこしくなるので用注意である。

キャブを分解清掃したが、ゴミやカルキ分が付着していたが、思ったほど汚れてはいなかったし、上部のバキューム・ピストンのゴムの部分もピンホールなどもなかったし、フロート・バルブも損傷もなかった。スロー調整スクリユウにばらっきがあったので4気筒同じに調整施し、キャブレター・クリナーやパックリナー、専用工具にて清掃して組み付け、再度、ベンチにて、試験用のガソリンタンクにて、かけたら低速・中速・高速まで気持ちよくまわるので、今度はOKだろうとガソリン・タンクを付け試乗に出た。

最初は低速・中速・高速も問題なく気持ちよくまわったが、しばらくすると、エンジンが止まってしまい、数十秒して何とか、チョークをしながら店に戻り、もう一度始めから考えなをすことになった。

今までやった作業から残るのは、ガソリンタンクとキャブの間しかないので、再度入念に点検したら、ガソリンタンクの負圧コックとキャブレター間のゴムのホースが負圧コックの差し込み口でビミヨウにひびがあり、エンジンが欲しがるだけ、負圧コックが開かず、ガソリンが流れなかったらしい。

その部分を切り離し、付けなをして、ベンチにて長い間エンジンをかけて、最初にキャブにあるガソリンが全部消費するまで回しっぱなしにしてテストし、ラジエターファンが回るまで行った。再再度試運転に出た今度は大丈夫だと思い、少し遠くまで行き、低速・中速・全開域と申し分ない走りが出来た。

さすがに大排気量、大馬力のバイクなのでローギヤで全開すれば3桁までの速度に達する。その速度に対応するブレーキも優秀である。

試運転しているとき、前に所有していたXXのフィーリングがよみがえってきた。前にXXをキャブ車、インジェクション車と所有していたことがあるが、キャブ車で某所でメター読み300km/H出したことがあるが、車体剛性、ブレーキ、8000RPMからのふけあがり、Wバランサー故の振動の少なさ、品質などなど・・・
カタログ落ちは残念だと思う。今でも立派に通用するのにな〜

やっとこれで、納車ができやれやれである。