減圧弁取り付け!

前から気になっていた、減圧弁をBMWR1200Sに取り付けた。前から走行時に、エンジンブレーキや、シフトダウンの時に、アクセル開度にエンジンの回転が付きにくかったりエンジンブレーキの感じが気に入らなかった。(アクセルの開度の速さもあるが・・・)

また、回転数を合わしてシフトダウンしても、チエーン車と違い直接的にエンジンのほうにリヤ・タイヤの回転が伝わるように感じていた。シャフト・ドライブ&ビグ・ボア2気筒だから!(よほど丁寧にゆっくりとアクセル開閉すれば良いのだが、つまりアクセル開閉時のギクシャク感である)

そこで、ノーマルは左側のシリンダーからゴム・ホースでエアークリナーボックスにブロバイ・ガスを逃がすための経路がある。そのホースの中間にワン・ウェイバルブの減圧弁を取り付けた。

アクセルON時普通は、ピストンが下降するとクランク室気体は、ブリーザーパイプからエアークリナーボックスえ流れる。
アクセルOFFの時、クランク室は外気のブリザー経路からの加圧状態になりって抵抗になる。

4ストーロ―クエンジは、気筒数に限らず必ず発生する。最近の4気筒車はポンピング・ロスを低減させる為に、隣の気筒との穴を大きくしているのもあるが、加圧された気体は行ったり来たりしているだけである。

早速、ホースを外し寸法を測りホースの切断作業に掛かったが、さすがにBMWのホースは頑強に出来ていて直角に着るのは難しかったが、余裕を見て切って、後はグラインダーにて微調整した。

良く清掃して、付属のステンレス・バンドで取り付けた。
構造的には、リードバルブが3枚付いてのワンウエイ・バルブである。

早速、着装後エンジンをスタートしたら、明らかに軽やかに回転している感じであった。
走行時の、感じが解らないので後日、福島で開催の“ライダーズ PIT IN ふくしまスカイパーク”まで試乗した。
確実に、エンジンは軽やかに回転し、シフトダウン時のアクセルONやシフトダウン時のアクセルOFFの感じが格段によくスムースになった。

少し高価だが、これ程体感できるとは思っていなかった!
当然、有る程度走行したら外してリード・バルブの清掃は必要だろう。
2気筒車でこれだけ感じが良くなるなら、多分単気筒車はもっとスムースに感じるのではないかと思う。
クランク・ケースにもう1系統のブローバイ経路を設ければさらに良くなるだろう。
追記:
BMWのバイクは、基本的にライダーの体重が85kgで設計&出荷されているので、そこから、自分の体重に見合ったサスペンションの調整をしないと気持ちよい走りが出来ない!
私の場合は体重が、60kg前後なのでその辺を考慮して、後ろのスプリングのプリロードを最弱にしてまた、リバンドダンピング・アジャスターを弱めにセットした。
出荷のままだと、如何しても跳ねたり、硬く感じていたりサスペンションを有効に使えない。
平均的には、足つき性とか、エンジン関係、マフラー関係に気を取られ安いが、まずは、自分の体重に合わしたサスペンションの調整が一番だと思う。