オープンもて耐観戦記!










このもて耐は、115cc〜250cc、4ストローク2気筒以下、16インチ以上のバイクでの7時間耐久レースである。
知人が出場するので、お客さんと一緒に渋滞を嫌って、それぞれのバイクで応援に行った。朝、6AM過ぎに出発し外環〜常磐高速水戸インター〜ツインリンクの経路である。

当日の天候は残暑で、30数度あった。行き道の常磐高速では、我々の他は、バイク2台しか見なかった。なんとも寂しい限りである。あまりにも熱いので出るのを控えたかもしれない・・・・

茂木のコースに着くと、出場者、応援者、家族連れで混雑していた。早速出場チームの所に行き、挨拶をしてレースバイクを見せてもらった。さすがに、奇麗に仕上がっていて、欲しくなる。

何でも、宇川選手に聞いたところトップタイムは2分22秒前後らしい。すごい速さである。250ccとは思えない。
そうこうしているうちに、スターの10時になりル・マン式スタートである。

無事に、スタートを見送り1コーナーの所に行き、各バイクの走りを見ていたが、なかなか、宇川選手のバイクが来ない。アナウンスでヘアーピンで2台ぐらい接触があった様だが、良くわからなかったので、ピットに戻ったら、何とゼッケン
11番にメカニックが群がって作業していた。

近くの人に、聞いたところ3〜4周でオイルを吹いてピットに入ったらしい。何でも、後ろのシリンダーヘッドの中の部品が、一つ見当たらないらしい?
当然、組んだ時は全ての部品は納まっているはずであるが、ヘッド・カバーを開けたら無い見たい。

量産車のエンジンなので、性能が上がってくると弱いとこ、弱いところにしわ寄せが出る。性能を上げなければ早く走れないし、上げ過ぎると壊れるし痛しかゆしである・・・・

昔、4輪で富士1000kmレース(ツーリングカー)に出場した時の事を思い出した。当時初めて左回りの4.3kmなので、今まで右回りであった。みんな、初めての、コースみたく感じ練習していた。私は、左回りのほうが好きである。

富士の場合は、ストレートが長いのでほぼ、最高速のまま、下りの左カーブに入ってゆく、コースは広いがベストのルートは1つしかない、100ラップぐらい練習し、ヘアーピンの立ち上がりは、上り坂なので、1周につき1回だけレッドゾーンまで回した。非力なエンジンなので・・・・

レース当日は、うまくスタートできたが30ラップぐらいでエンジンから白煙を吹いて終わった!
後で、エンジンを見たコンロッドは曲がり、シリンダーブロックを突き破っていた。

量産エンジンを改造して仕上げたが、所詮、材質、精度、耐久力は量産エンジンなのである。
ま、これがレースである!良い時もあるが・・・・

あまりのも、早く興味が無くなったので、お客さんと一緒にコレクション・ホールに行き、そこの展示物を見学した。
レースは、まだまだ終わっていなかったが、昼食を取り休んでから帰路に就いた。