雨天時のライディング!

この所は、猛暑であるが少し前までは集中豪雨などで雨の日が多かった。ホンダ・CB750−2のお客さんが雨天時通勤途上で、急に猫が飛び出してきて、咄嗟に前ブレーキをかけ過ぎてしまい右側に転倒してしまった。

幸い、体の方は打撲程度と衣服が破けた程度であったが、バイクの方はかなり壊れてしまった。右に倒れたので、前ブレーキ・レバー、後ろブレーキ・ペタル、ステップ、ヘッドランプ、タコメーター、右側エンジンガード(純正パイプ製)等であった。

エンジンガードは、パイプ製だったので、クランク・ケースには損傷なかったのが幸いである。メーター類を分解してみたら、タコメーターのメーター部分とプリント配線部分のノック・ピン(プラスチック製)が両方とも折れていた。

へッドライステーが曲がっているので交換するが、アッパー・ブラケットを外さないと交換できない。

動物等が急に飛び出して来ての対応は、そのままぶっけて仕舞へといわれるが、これは、なかなか出来ない物である。
また、雨の日のライディングでは全てを好天時の60%〜80%ぐらいに落として走らないと、色んな対処が難しい。

2輪の場合、1本のタイヤの接地面積は約名刺1枚ぐらいだそうだ。(4輪は、はがき1枚ぐらい)
タイヤの空気圧も非常に大事で、タイヤの排水性能を保っためには、空気圧不足では排水能力が発揮できない。
また、よく見る光景であるが4輪の後ろにぴたっとくっいて走っているバイクを見かけるが、4輪が急ブレーキをかけたら間違いなく追突するであろう。

4輪の方が2輪より制動距離が短く止まれる。大抵の場合、後ろのことなど気に掛けないドライバーが多い。
その様な事を推定して車間距離を取って走っていると、割り込む輩がいるのが、困ったものだ。

天候不順のときは、1;急ブレーキ。2;急加速。3;急ハンドリング。は避けた方が自分の身を守ることになる。
ライディングで一番難しいのは、ブレーキングだと思う。これは、どこか(解放された教習所等、そのような場所で自分のバイクの前輪&後輪のどこまで、ブレーキをかけたらロックするか速度にもよるが、限界を習得するしかないと思う。勿論タイヤの状態、空気圧も重要である)。

最近のバイクはABSなどの電子制御装置が搭載されているバイクもあるが、転ぶ人は転びます。