モリブデン入りグリスについて!

この間、ホンダ・FTR223の前後タイヤ交換をしましたら、アクスル・シャフトに、わが店では使っていない、お決まりのモリブデン・グリスが塗布されていて、油脂分が蒸発していてモリブデンだけがこびりついていた。
確か、モリブデンは約1mmの厚さの中に167〜9枚のモリブデンがちょうど、トランプのようになっていて、トランプは横滑りには抵抗が無く、垂直加重には強いのでその性質(摩擦抵抗が小さい)を利用して、オイルに混ぜ合わした物がモリブデン・グリス等なのであるが、ベースオイルが蒸発すると、モリブデンだけが残り、摩擦抵抗が大きくなり、摩擦を小さくする為に使っているのが、反対に摩擦が大きくなり、レバー類のボルトなんか抜くのに苦労することが大である。多分、ケミカル販売会社の営業のいいままに使っていると思う。また、エンジンオイル等に入れると、約450℃ぐらいで炭化してしまう。炭化すれば、オイル・フィルター、オイルラインにつまりやすくなる。エンジンを止めて1日置いとけば、モリブデンは重いので、オイルパンの底などにたまる。いいことないです。
リチウム・グリスのアルバニヤ#2&#3が良いと思うがな〜
その年代ごとにいろいろな種類の添加剤が世に出てくるので、添加剤の世界は非常に難しい!