Indianapolis Moto GP 観戦記(その2)

29日の今日は、8時にシカゴを出発しインディアポリスに向かうな予定だ。ジョンさんの家にボブさんが来て行くことになった。彼のバイクは、BMW K1200 である。ジョンさんは最初、私にBMW K100RS乗ればと気を使ってくれたが、体の大きいジョンさんがスズキ Vガンマ250(1988年モデル)では、大変なので私がガンマに乗ることにした。

ただ、このガンマ、アクセルを全開して手を放しても自動的に戻らない代物で、また、フロント・シリンダーの排気煙が多いので、一抹の不安があったが、まいいか!なんとかなるだろ〜。2ストローク・オイル “PJ1”を1L積み込んで、3人でインディーに向かった。途中の高速道路は、3〜2車線で上下方向の間には1〜2車線位の芝生の中央分離帯が有り、それぞれの車線の、左側にも車1台が楽に通れる広さがある。なんていったって、国が広いから!

残念ながら、途中の景色はバイクなのでカメラで写すことは、止まらない限りできない。在るところでは、風力発電の風車が100台ぐらい設備されていた。また、トウモロコシ畑も多かった。途中のマクドナルドでもう一人のロッドさんと待ち合わせして、そこで朝食になった。彼のバイクはトライアンフの4気筒のツーリングモデルである。

何しろ、国が広いのでカーブも緩やかなのでタイヤは多分真中しか減らないだろう。大体、80〜120km/Hでの速度である。割り込する人はいないし必ずウインカーの合図は行っている。高速道路の標識は見やすく、また、夜用にアルファベットにLEDが埋め込まれていた。さすがである!

ほとんど車で、バイクは少ない。アメリカでは、自転車&スクーターは見かけなかった。自転車は子供がその辺使う位なのであろう。今回は1回も見かけなかった。国が広いので、車社会なのである。途中でのガソリン給油は、私のクレジットカードは出光のビザカードであるが、アメリカでは通用しなかったので、先に店に入り$10払い、給油後店に行き清算してお釣を貰う。
ガソリンの色は薄い緑色である(レギュラー)。途中で、バイクとすれ違うとお互いにサインしてゆきかう!昔の日本もそうだったが、最近はほとんど見ない、さびしい限りである!

インディーの街に入ると、さすがにバイクが多く交通規制も警官によりうまく誘導していた。片道430Kmあった。
さすがにハーレーが多く、ハレーのライダーはノーヘルである。世界中のメーカーのバイクが集まっている。また、ハレー以外のライダーは、ヘルメットを着用している。また、カスタムしてないハーレはなかった。勿論、白バイもハーレーである。それぞれの、ハレーは日本の車検ではおそらくすべて通らないであろう。(規制の国日本)

インディーは100年の歴史が有るので町全体が、モータースポーツに理解がある。日本は世界でも優秀なバイクや車を作って輸出し日本に利益を得ているのに、物作りだけでその辺のところの理解や、懐の深さがない。マスコミに問題があるのかも知れない。“スポーツなのに”うらやましい限りだ。

ホテルに入り、荷物を降ろしてバイクは夜中の3時まで駐車できるのでそれぞれの空いている所に、止めて街に繰り出した。
冠スポンサーが“レッド・ブル”なのでビルの谷間を仕切ったブースがあったのでそこに入った。入るときは、身分証明書を提示しなければ、入れない。アメリカ人は免許証。私はパスポート多分、20歳以下は入れない。アメリカは、大人と子供のすみわけがちゃんとしている。(当たり前なんだけど)

夕食は、町のレストランで食べることにして入ったら、混んでいて50分位待った。その間、バーのカウンターでビールの小瓶を頼み、映画のように、コップ無しで飲む!隣に、座った人と会話が弾みまた、違う楽しみを味わえた。
ステーキを頼んで食べたが、非常においしかった。誰だ、アメリカの肉は不味いと言ったのは!

食事が、終わったのでまた、町に繰り出し止めてある、バイクや他の人と話したりして、結局、ホテルに帰ったら夜中の0時を過ぎてしまった。いよいよ、明日はレースだ!!!