エキゾースト・パイプ取り付けフランジ。

たまたま、店にあるBMWR100RS(1987年モデル)とCBX750F(1984年モデル)のエキゾースト・パイプの取り付けフランジが同じようなアルミ合金であった。2気筒と4気筒、排気量の差はあるが、両車とも空冷エンジンである。また、両車ともエンジン・オイルクラーが装備されている。
エンジンからの発熱量をいかに早く冷却するということ、重量の問題や、コストの問題より、冷却の為アルミ合金になっていると思う。
考えていることは、同じであると言うことが、確認できる。
また、2005年式のCB750(RC42)のフランジも同じ考えでアルミ合金である。頭が下がります。

昨今の、工業製品を見るとコスト・ダウン・新素材・軽量化で見た目は、昔と同じ様な部品だが、再利用や耐久性については、少々疑問が残る。
これも、時代の流れかもしれないが、なぜか昔のバイクのほうが丈夫に思えるし、修理がかなり可能であると思う。
BMWのWホーンの一つが、ホーン・ステーが折れていたのを、新品に交換して鳴らしてみたら、まるでカエル鳴き声のつぶれた様な、音であったので、ゆるまないように調整して、取り付けた。

クラッチは、CBXは油圧であり、BMWはワイヤーである。前にBMWR100RSで高速道路にてクラッチ・ワイヤーが点検・整備不足で切れてしまい、少し困ったことがある。走行中のギヤ・チエンジはアクセルの空ぶかしで回転数を合わして、シフトUP&ダウンは出来るが、停止してからの走りだしは、テクニックが必要だった。これも、メカーの考え方で部品点数やコスト・ダウン等でワイヤーか油圧かを選択していると思うが、出先でクラッチが使用できなくなるのは、少々困るものだ!

最近の工業製品は非常によく出来て、耐久力があリ、故障も少ないので、白物家電みたく使いぱなしが普通になってきていると思うが、バイクや車は、やはり定期点検・整備は必要である。